アニメーション部会第17回特別研究会 開催報告

「映像制作技術の新しい基礎

 ~カラースペース、リニアワークフロー、HDRなど~」

開催日時:11月11日(金)~12日(土)
会  場:報道基金ごうら山荘
参 加 者:25名
講  師:
 馬渡貴志((有)東京パフォーミングデジタル代表取締役)

 


会場の様子

毎年恒例「アニメーション部会 特別研究会&交流会」も開催第17回となり、本年も多くの皆様にご参加頂き、紅葉も見頃を迎え始めた11月11~12日、箱根強羅の報道基金ごうら山荘を会場として開催されました。

本年は、「映像制作技術の新しい基礎 ~カラースペース、リニアワークフロー、HDRなど~」をテーマに、当協会アニメーション部会長でもあり、永年、アニメーション、CG、フィルムを含むアナログ・デジタル映像技術に携わってきた、馬渡貴志部会長が自ら講演を行いました。

本年の講演は、4K/8K映像制作に続き、昨年頃より映像技術関係者の間で話題となっている新しい映像技術であるHDRを取り上げ、今後HDR制作が始まる時の為に、デジタル映像技術の基礎部分からHDR、カラースペース拡張、リニアワークフローと、技術の積み重ねと遷移を順々に、それぞれの項目の技術のポイントを解説し、アニメーションや実写、CG/VFX等の今後の映像制作に備える目的で開催されました。

参加者の中には、新進気鋭の技術者の方々の他、業界のベテラン技術者の方々の顔ぶれも多数見受けられ、今後、新しい映像技術に取り組もう、という強い熱意が感じられました。

講演内容では、デジタル技術を含む映像技術の専門用語等が頻繁に出現しましたが、そこは流石、映像技術者の皆様らしく、HDR関連技術の全体像は無論、各個の要素技術への理解を一層深めて頂いたようで、参加者の皆様からは好評を博しました。
研究会後の交流会ではHDR技術の他、VFX技術、デジタル映像技術や作品制作ワークフロー等を話題に様々な討論が深夜まで熱心に交わされ、参加者の皆様には親睦を一層深めて頂く事が出来た事と思います。

今回の特別研究会開催に当たり、ご参加頂いた皆様、また開催にご協力頂いた皆様には、この場をお借りして篤く御礼申し上げます。

皆様方にはご多忙中にも関わらずご参加ご協力を頂き、誠に有難うございました。

尚、アニメーション部会では引き続き、様々な研究会の企画が検討されています。
 
これらの研究会企画は、開催委細が決定し次第、機関誌や協会ホームページ等でご案内申し上げますので、協会会員の皆様を始めとした業界関係者や学生の皆様には、今後も是非積極的にご参加頂ければと思います。

(部会長:馬渡貴志)

 

講師の馬渡部会長