9月8日(木)13:00より開催〈12:30より受付開始〉
【震災関連セミナー】 震災関連セミナーでは、テレビやインターネットのマスメディアがどのように活用
され、全世界の人々に如何に伝えているか、実際に撮影したカメラマンや記者から
生の声を伺います。また、ネット活用デモを行い一般の方にも分かり易く説明する
ことで、震災時の行動など、問題点と可能性を探ります。
■ 13:00〜開会挨拶 ■
■ 13:10〜14:10 ■ 1.基調講演「東日本大震災・メディアが果たすべき責任とは〜被災地の現場で考えること」 講師:龍崎 孝氏(JNN 三陸臨時支局 支局長) JNNは地震の発生から2か月を待たずに、宮城県気仙沼に支局を開設した。支局の目的は2つ。ひとつは継続的な取材で復興に向けた歩みを伝えていくこと、もうひとつは予想されている最大余震に備え、特番などに対応した放送拠点を維持すること。しかし地震発生から日時を重ね、震災関連のニュースバリューが変化していく中で、東京と現地の価値観の相違というものも感じ始めている。被災地にとどまり、同じ空気を吸いながら取材していく中で、私たちが本当に伝えなければいけないものはなにか、現地で考えていることを語っていただく。 ■ 14:20〜15:20 ■ 2.震災時におけるインターネット動画サイトの基本と応用 講師:古株 均氏(NTTコミュニケーションズ 営業開発長) 掛田憲吾氏(クロスコ 代表取締役社長) 東日本大震災では携帯電話やスマートフォン、ハンディビデオカメラなどで津波の映像が撮影され、Yahoo!、YouTube、Twitter、Facebookなどのインターネットでも紹介され、全世界の人の目に触れた。ネットで動画を公開するというのは、どの様な仕組みで、どういう手順で行うのか?について、携帯電話やパソコンを使い、ネット上に公開するデモを行いながら解説いただく。 ■ 15:30〜16:20 ■ 3.テレビ朝日スーパーモーニング(2011/3/16)放送「震災報告」 講師:千葉顕一氏(東日本放送 気仙沼支局カメラマン) 千葉カメラマンは、東日本大震災で津波に遭い自宅も流される中、危険を顧みず濁流の水面から高台まで避難する映像を、ワイド〜望遠レンズを駆使しプロのカメラワークで的確に撮影した。避難ルートの地形を把握した地元カメラマンならではの冷静な判断が随所に活かされている。その時の緊迫した模様を撮影者本人に語っていただく。 ■ 16:30〜17:20 ■ 4.TBS NEWS23 (2011/3/27) 放送「震災報告」 講師:武田弘克氏(東北放送 報道部記者) 武田記者は、仙台の海岸500m付近で、地震が発生し津波に遭遇。川の水が引き、底が現れたことから、さらに大きな津波がくると予想し、とっさの判断でタクシーを乗り捨て、周囲に声をかけながら近くのビルに逃げ込んだ。高齢の方を背負い階段を駆け上がり、間一髪で津波を逃れた様子や、避難後も懸命に人助けしている様子を民生機カメラを駆使し捉えた映像がある。テレビでは伝えきれない津波の恐怖や被災した街の様子を地元記者に語っていただく。 ■ 17:20〜18:00 ■ 5.パネルディスカッション−震災発生後のカメラマン、記者の果たした役割− パネラー:千葉顕一カメラマン、武田弘克記者 モデレータ:龍崎 孝氏 9月9日(金)10:00より開催〈9:30より受付開始〉
【映像技術基礎知識セミナー】 映像技術基礎知識セミナーでは、映像製作の第一線で活躍されている講師をお招きし、「わかり易く、役に立つ技術」を目指し、次世代を担う学生や一般の方々にも解りやすく解説します。
両セミナーは、プロアマを問わず、広く一般の方々に参加頂き、交流の場としても活用頂ければ幸いです。
尚、この度の会費収入は、震災復興の一助となればと考え、全て義援金として寄付を致します。
多くの方々の参加をお待ちしております。
■ 10:00〜11:00 ■ 1.「映画録音〜マルチチャンネルへの対応〜」 講師:中山義廣氏(日活 スタジオセンター技術顧問) 映画音響フォーマットの多様化と、録音機材のデジタル化により撮影現場及び仕上げの録音方法は、大きく変化している。2010年度映像技術賞を受賞した「必死剣鳥刺し」の録音を担当した技師から聞いた技術報告を交えながら解説いただく。 ■ 11:10〜13:10 ■ 「必死剣鳥刺し」(東映)上映 <映像技術賞(録音部門)受賞> ■ 13:10〜14:10 ■ 休憩 ■ 14:10〜15:30 ■ 2.VFX技術「坂の上の雲」メイキング<経済産業大臣賞、映像技術賞(VFX部門)受賞> 講師:松永孝治氏(NHK CGスーパーバイザー) 2009年から3年間にわたり放送されるスペシャルドラマ「坂の上の雲」。伊予松山生まれの秋山好古・真之兄弟、正岡子規を主人公に、彼らの生涯を通し近代国家の第一歩を記した「明治」という時代のエネルギーと苦悩を描いている。江戸時代の雰囲気が漂う伊予松山、近代化が急速に進む横浜・新橋、明治の日本が体験する、日清戦争・日露開戦など、最新のVFX技術を用いて映像化している。これまでにないスケールで描いた「坂の上の雲」を作り出したVFX技術をメイキングを交えながら紹介いただく。 ■ 15:40〜16:40 ■ 3.「映画美術〜仕事と人。その奥行と拡がり〜」 講師:星埜恵子氏(美術監督) 日本映画は激変の真っ只中である。フィルムからHD撮影、旧作まで3D化、映画館も・・・という技術革新の流れにあって、映画美術の仕事は、多様化しつつも常に何もないところから、画面に映る俳優の演技以外すべて具体的に用意することで昔から変わりはない。昨年度フィルム作品で映像技術賞に輝いた「人間失格」の美術は、厳しい製作条件の下、かつて夢工場、映画の学校といわれた撮影所の空間と人材を存分に活かし、撮影・照明との協働、CGとのマッチングもよく、美術関係スタッフの心技が見事に結実している。こうした現場の動向を踏まえつつ映画美術の神髄・基本とは何か。明日につながる仕事と人、その奥行と拡がりを昨今の自らの体験を含め、語っていただく。 ■ 16:50〜19:05 ■ 「人間失格」(角川映画)上映 <映像技術賞(美術部門)受賞> ※講演タイトル、内容、講師等が変更になる場合があります。
|
|||||
映像フォーラム 2011
参加申込フォーム |
|||||