MPTE基礎技術セミナー "今さら聞けない"シリーズ 第2回「映像の将来」報告
“今さら聞けない"シリーズ第2回は、第1回の「映像の基礎」に続き、出口忠夫氏を講師にお招きし、4K、8Kといった映像の将来についてお話を伺いました。
日 時:2016年12月14日(水) 13:30~17:00
会 場:富士フイルム株式会社 西麻布本社1階ホール
(東京都港区西麻布2-26-30)テーマ:『映像の将来~「Hi-Visionの黎明期から学ぶ4K8Kへの展開」~』
講 師:出口忠夫氏(東海大学工学部非常勤講師)
参加者:53名
主 催:一般社団法人日本映画テレビ技術協会
協 力:富士フイルム株式会社
【第1部】
ハイビジョンの創世記の経験から学ぶこと
映像の情報量と圧縮の仕組み内容
第1部はNHKにおいてハイビジョンの立ち上げから関わられた経験、フィルム撮影から学んだ貴重な経験、4K8K制作で語られる課題(Highダイナミックレンジ)はすでにフィルム時代に実現していた事実などをひもとき、コンテンツ業界で働く方々へ熱いメッセージがおくられた。
またこれだけは知って欲しい映像の知識として「映像の情報量と圧縮の仕組み」を解り易く解説頂いた。【第2部】
4K・8Kの特質と普及へのロードマップ
次世代符号化技術(HEVC)と8K医療応用内容
HD・4K・8Kの有効画素数、最適視距離、視聴環境などの基本的内容から、8Kの5つのポイント(高解像度、色域拡大、Highダイナミックレンジ、フレームレート増、量子化拡大)や音声(22.2チャンネル)などを丁寧に解説頂いた。また東京五輪までの取り組みや、MPEG-2とHEVC(次世代映像符号化技術)の相違点、またスーパーハイビジョンを活用した医療応用への取り組みなどを解り易く解説頂いた。講師:出口忠夫氏質疑応答風景