第41回 青い翼 大賞 学生作品 募集

青い翼大賞とは、映画テレビ技術協会による学生作品の技術賞です。

大賞受賞作品は、11月初旬開催予定のMPTE AWARDS 2023 第76回表彰式で表彰されます。その年度に一番輝いた技術者陣が登壇する式典です。大賞受賞者は、多くのプロに囲まれての式を体験できます。

作品を募集します!

○撮影・照明技術・・・・・ 90分以内の実写作品
○アニメーション技術・・・ 15分以内のアニメーション作品

会員非会員問わず誰でも応募ができます
チャレンジ、待ってます!

・大学院・大学・専門学校在学時に制作した作品であること
・制作期間は、2022年4月~2023年3月に限られます
・在校生及び2022年度卒業生が応募対象となります
・ジャンルは問いません

エントリー・作品素材:2023年7月1日(土)締切

応募の流れ

1.こちらの応募要項2023を確認ください
2.下記の専用フォームよりエントリーください

3.作品素材を下記の「青い翼大賞係」までお送りください

よくある質問

昨年のMPTE AWARDS 2022 第76回表彰式は、東京国際映画際の一環として、東京国際フォーラムにて開催致しました。今年の式にもご期待ください。

過去の受賞一覧はこちら

 

第40回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「レスポールが重た過ぎたんだろ」大倉 望/日本大学芸術学部

メリハリのあるサイズ、適切なレンズの選択、統一された暗部の作り等々、撮影のレベルが総じて高い。登場人物の心情を如何に映像的に表現するかを常に意識し、アンバー系やブルー系で表現するなど計算されている。辛い出来事も必要以上に陰鬱とした空気感にはせず、キャッチーな画作りでポップな作品に仕上げた点も評価が高い。
事前にイメージをきちんと創り上げ、チーム全体で挑んだ事が伺える。自分達の世界観を完成させようとする熱い意思が感じられ、撮影者の今後の活躍が楽しみである。

第39回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「大鹿村から吹くパラム」金明允/日本映画大学

1年に及ぶ長期撮影の成果が如実に作品に表れており、映像作品としての完成度が非常に高い。監督 兼 撮影者自身が取材対象者に寄り添うことにより、積み重ねた時間が見事に画に集約されている。度胸ある画作りのセンスと、伝えようとする粘り強い姿勢が素晴らしい。
全体の構成も丁寧に考えられている。特に四季の移り変わりをよく捉えており、インタビュー撮影も自然。メッセージ性のあるラストカットにも確かな技術力が感じられ、豊かな視点をもった撮影者として今後の活躍が期待される。

第38回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「Missing」髙橋 紀子/福井工業大学大学院

映像のセンス、色彩、トーンなどに強い作家性が感じられる。見せたいものが一貫していて、思い切ったパノラマの場面などの計算力に加え、作品全体に漂う独創性が大きく評価された。人物への柔らかなライティングや、雲の表情の描写への拘り、また、シルエット風の画面の中に微かに表情が見える狙いなど総じて映像への意識が高い。
表現することに於いてオリジナリティを発揮することは難しいことだが、脚本・演出・撮影を兼ねることで上手くバランスがとれていた。

 

第40回青い翼大賞 アニメーション技術 受賞
「よもやま短編集」片山 風花/多摩美術大学

全ての線画は紙とペンによるアナログ作画で制作されている。線一本一本が力強く、タイトルが示すよもやま=“四方八方”の通り、全画面のあちらこちらで巻き起こる仕掛けがこれでもかと細かく書き込まれており、完成度は非常に高い。
構成力が抜きん出ており、一周回って最初に戻る展開が面白かった。作画とマッチした色彩設計も上手い。自分の持つ世界観を妥協なく仕上げたいという純粋な想いが画面に表れており、それこそが本作の持つ楽しさを最大限に引き出している。

第39回青い翼大賞 アニメーション技術 受賞
「POP UP TO YOU」山北東/多摩美術大学

アニメーションの動きと音楽が見事に一体化し、テンポの良い流れが観客に得も言われぬグルーヴ感を与えてくれる。アニメーション作品としての完成度は非常に高く、細かく丁寧に描き込まれた線の動きもまた魅力的である。手描きの手法も作品にマッチしており、楽しさや可笑しみが小気味良く伝わってくる。
独特な色彩設計やキュートなオリジナルキャラクターとも相まって、何度も見たくなる爽快感がある作品だ。このような作品を仕上げた手腕には豊かな将来性を感じさせられる。

第38回 アニメーション技術 受賞
「The Balloon Catcher」金子 勲矩/多摩美術大学大学院

本作は完成度がずば抜けて高く、アニメーションの表現手段が確立されている。儚く不思議なアニメーション作品で、何とも言えない余韻があり、繰り返し観たくなる世界観が高く評価された。
アニメーションの面白さをどの様にして見せるのか、或いは見せたいのか。それを作者は十分に意識し最初から最後まで自分の表現を描き切っている。キャラクターの輪郭線はオリジナリティ溢れた”とげとげ”で、動かした際の見栄えを計算しており、ユニークで素晴らしい。個性的なタッチは一度見ると忘れられず、その表現には才能の豊かさが感じられ、今後の活躍が楽しみである。


<問い合わせ先・作品素材郵送先>

 

一般社団法人 日本映画テレビ技術協会
〒103-0027
東京都中央区日本橋1-17-12 日本橋ビルディング2階
TEL.(03)5255-6201
MAIL. gakusei@mpte.jp 担当:山田

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