第39回 青い翼 大賞 学生作品 募集
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青い翼大賞とは、映画テレビ技術協会による学生作品の技術賞です。
大賞受賞作品は、10月末開催予定のMPTE AWARDS 2021 第74回表彰式で表彰されます。その年度に一番輝いた技術者陣が登壇する式典です。大賞受賞者は、多くのプロに囲まれての式を体験できます。
作品を募集します!
○撮影・照明技術・・・・・ 90分以内の実写作品
○アニメーション技術・・・ 20分以内のアニメーション作品会員非会員問わず誰でも応募ができます
チャレンジ、待ってます!・大学院・大学・専門学校在学時に制作した作品であること
・制作期間は、2020年4月~2021年3月に限られます
・在校生及び2020年度卒業生が応募対象となります
・ジャンルは問いませんエントリー・作品素材:2021年6月30日(水)締切
応募の流れ
1.こちらの応募要項2021を確認ください
2.下記の専用フォームよりエントリーください3.作品素材を下記の「青い翼大賞係」までお送りください
昨年のMPTE AWARDS 2020 第73回表彰式は、東京国際映画際の一環として、六本木ヒルズにて開催致しました。今年の式にもご期待ください。
第38回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「Missing」髙橋 紀子/福井工業大学大学院映像のセンス、色彩、トーンなどに強い作家性が感じられる。見せたいものが一貫していて、思い切ったパノラマの場面などの計算力に加え、作品全体に漂う独創性が大きく評価された。人物への柔らかなライティングや、雲の表情の描写への拘り、また、シルエット風の画面の中に微かに表情が見える狙いなど総じて映像への意識が高い。
表現することに於いてオリジナリティを発揮することは難しいことだが、脚本・演出・撮影を兼ねることで上手くバランスがとれていた。第37回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「死ねないわたしたち」志田 有利/日本映画大学計算された人物配置、的確なフレームサイズなど、完成度が非常に高い。健康的な明るさで統一された色調は、「死」というシリアスなテーマを逆に浮き彫りにしていた。
2人の出会う場所として度々出てくる歩道橋も、その都度アングルが工夫されている。安定したフィックスの画が続くからこそ、クライマックスの手持ちが効いており、監督と技術スタッフ達との綿密なコミュニケーションがあった事が伺える。海へ向かう2人のバックショットは物語を象徴的に表していた。
ずば抜けたオリジナリティという意味では若干の物足りなさはあるが、画作りの面白さのみを追求してしまう風潮の中、演出をしっかりと理解し素直に表現した姿勢が素晴らしい。第38回 アニメーション技術 受賞
「The Balloon Catcher」金子 勲矩/多摩美術大学大学院本作は完成度がずば抜けて高く、アニメーションの表現手段が確立されている。儚く不思議なアニメーション作品で、何とも言えない余韻があり、繰り返し観たくなる世界観が高く評価された。
アニメーションの面白さをどの様にして見せるのか、或いは見せたいのか。それを作者は十分に意識し最初から最後まで自分の表現を描き切っている。キャラクターの輪郭線はオリジナリティ溢れた"とげとげ"で、動かした際の見栄えを計算しており、ユニークで素晴らしい。個性的なタッチは一度見ると忘れられず、その表現には才能の豊かさが感じられ、今後の活躍が楽しみである。第37回 アニメーション技術 受賞
「MOWB」油原 和記/多摩美術大学VRの閉鎖的空間を母親の胎内に見立て、ヘッドマウントディスプレイで鑑賞する事を目的とした全天球アニメーションにチャレンジし、破綻なく作り上げた情熱が素晴らしい。鑑賞者(カメラ)がどこを向いても良いよう、画面の隅から隅まで丁寧に作り込まれた世界は圧巻の一言。360℃になった状態を緻密に計算した技術力に加え、やりたい事をやり切った姿勢に高い評価が集まった。
味のあるキャラクターや、天井から吊り下がった星や月のアイコンもお洒落で可愛らしい。独特のセンスが感じられ、次はどの様な作品を見せてくれるのか、今後が非常に楽しみな作家である。
<問い合わせ先・作品素材郵送先>
一般社団法人 日本映画テレビ技術協会
〒103-0027
東京都中央区日本橋1-17-12 日本橋ビルディング2階
TEL.(03)5255-6201
MAIL. gakusei@mpte.jp 担当:山田学生会員も随時募集中!
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