映像フォーラム2011 報告

CoFesta2011のパートナーイベントとして開催した「映像フォーラム2011」は、9月8日(木)~9日(金)、スペースFS汐留に於いて開催した。参加者は、8日(木)100名、9日(金)101名を数え、盛況裡に無事終了した。今回の会費収入は、東日本大震災で被災された方々へ義援金として寄付を行った。講演内容は、以下の通り。


9月8日(木)13:00~【震災関連セミナー】  

岩鼻常任理事司会により開会。星副会長挨拶の後、講演に入った。

挨拶:星副会長

司会:岩鼻常任理事
 

1. 基調講演 「東日本大震災・メディアが果たすべき責任とは~被災地の現場で考えること」
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龍崎講師

講師:龍崎 孝氏(JNN三陸臨時支局 支局長)
地震の発生から2か月を待たずに、宮城県気仙沼にJNN三陸臨時支局を開設し、自ら支局長として現地に赴いた。現地の人達と同じ空気を吸いながら取材を続けることにより、本当に厳しい復興の現状と、これからどう取り組んでいくか、現地の生の声として講演頂いた。

 

2. 震災時におけるインターネット動画サイトの基本と応用

講師:古株 均氏(NTTコミュニケーションズ 営業開発長) 掛田憲吾氏(クロスコ 代表取締役社長)
津波の映像が全世界の人へ瞬時に伝わったその時、それはどの様な仕組みで、どういう手順で行っていたのか。実際にネットで動画を公開し、詳しく解説頂いた。

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掛田講師
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古株講師
 

3. テレビ朝日スーパーJチャンネル(2011/3/16)放送「震災報告~その時」
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千葉講師

講師:千葉顕一氏(東日本放送 気仙沼支局カメラマン)
東日本大震災で津波に遭い自宅も流される中、危険を顧みず濁流の水面から高台まで避難する映像を、プロのカメラワークで的確に撮影した。当時の緊迫した模様を撮影者本人に語って頂き、震災報道のあり方、復旧への希望などについて語って頂いた。

 

4. TBS NEWS23 (2011/3/27) 放送「震災報告」
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武田講師

講師:武田弘克氏(東北放送 報道部記者)
テレビでは伝えきれない津波の恐怖や被災した街の様子を地元記者の視点で語って頂いた。間一髪で津波を逃れた様子や、避難後も懸命に人助けしている様子など、民生用カメラを駆使し捉えた映像を上映した。

 

5. パネルディスカッション-震災発生後のカメラマン、記者の果たした役割-
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パネルディスカッション

パネラー:千葉顕一カメラマン、武田弘克記者
モデレータ:龍崎 孝氏

※震災関連セミナーの詳細は、本文参照。

 

9月9日(金)10:00~【映像技術基礎知識セミナー】

遠藤FVP副部会長(ナック)の司会により開会。森澤専務理事挨拶の後、講演に入った。

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挨拶:森澤専務理事
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司会:遠藤FVP部会副部会長
 

1.「映画録音~マルチチャンネルへの対応~」
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中山講師

講師:中山義廣氏(日活 スタジオセンター技術顧問)
映画音響フォーマットの多様化・録音機材のデジタル化により大きく変化している、撮影現場及び仕上げの録音方法について、映像技術賞を受賞した「必死剣鳥刺し」の技術報告を交えながら解説頂いた。

 

2.VFXの技術「坂の上の雲」メイキング
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松永講師

講師:松永孝治氏(NHK CGスーパーバイザー)
VFX技術で映像技術賞、経済産業大臣賞を受賞したNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」は、明治の日本が体験する日清戦争・日露開戦などを、最新のVFX技術を用いて映像化している。同作品を作り出した技術をメイキングと共に紹介頂いた。

 

3.「映画美術~仕事と人。その奥行と拡がり~」
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星埜講師

講師:星埜恵子氏(美術監督)
現在の映画製作現場の動向をふまえつつ、映像技術賞を受賞した「人間失格」の美術を例にとり、映画美術の神髄・基本とは何かを語って頂いた。

 

映像フォーラム開催に当たり、ご多忙の中、講演戴きました講師の皆様、また後援、協力を戴きました経済産業省、関係各社、各団体には誌面をもって御礼申し上げます。