映画テレビ技術フェアin関西2016報告
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開催期間: 2016年12月1日(木)、2日(金) 会 場: クリエイティブネットワークセンター大阪
メビック扇町展示参加社: アストロデザイン(株)、池上通信機(株)、エヌ・イー・ピー(株)、 (株)NHKメディアテクノロジー、キヤノンマーケティングジャパン(株)、グラスバレー(株)、(株)JVCケンウッド、(株)昭特製作所、ジャパンブロードキャストソリューション(株)、ソニービジネスソリューション(株)、 (株)タムラ製作所、(株)テクノハウス、(株)東京光音、ナックイメージテクノロジー(株)、パナソニックシステムワークス(株)、(株)ビデオサービス、(株)フォトロン、富士フイルム(株)、ブラックマジックデザイン(株)、(株)朋栄、三友(株)、ランサーリンク(株)
【順不同】来場者数: 12月1日: 232名、 12月2日: 200名、 合計:432名 -
セミナー
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12月1日(木)
① 「HDRの概要と制作ワークフロー」~制作からライブまで~
ソニービジネスソリューション(株) 取締役
バリュー・クリエイション部門 部門長 梶田 浩至 氏- 高画質を決める5大要素(解像度、フレームレート、ダイナミックレンジ、色域、量子化)の内、特にHDRと高色域実現について解説していただいた。
- HDR映像制作に向けたソニーの取り組みと方向性について、ポストプロダクションを伴う番組制作とリアルタイム制作を基本とするライブ制作についてワークフローを含め触れていただいた。
(参加者:108名)
梶田 浩至 氏② 「シン・ゴジラ」樋口監督・特技監督トークショー
監督・特撮監督 樋口 真嗣 氏
- 大ヒットを続ける映画「シン・ゴジラ」製作についてご苦労された点や、製作プロセスについて、お話を伺った。
- 特撮領域に関しては、実写、モーションキャプチャー、VFXといった技術を駆使して完成させたプロセスを現場のお立場から解説していただいた。
(参加者:125名)
樋口 真嗣 氏12月2日(金)
① 「4K・8Kから∞(無限大)へ」~NHKエンタープライズの挑戦~
(株)NHKエンタープライズ
デジタルイノベーション部長 元橋 圭哉 氏- 4K・8Kは放送だけでなく様々な用途に利活用が期待され、可能性は無限大(∞)に広がっている。
- 国内、海外での8K映像の応用事例を挙げていただき、超高画質映像が既に各所で実用に供していることを説明していただいた。
- また、コンテンツサービスのシームレス化(放送⇔通信、テレビ⇔モバイル等)の進展についても触れていただいた。
(参加者: 92名)
元橋 圭哉 氏② 「リオ五輪SHV中継製作の概要」
NHK放送技術局 放送技術センター中継部 北村 和久 氏
副部長 泉本 貴広 氏- 2016年8月1日から始まったBS17ch 試験放送の目玉となった8K生放送・リオ五輪中継の、制作現場から伝送、受スタジオ、PVなどの概要を説明していただいた。
- 具体的には各競技の撮影、音声収録現場、中継車とIBCの設備等についても詳細を解説していただいた。
- 最後にSHV BS試験放送概要と地上波による8K伝送技術、2020年に向けた8Kの展望と東京五輪に向けた情報サイトも紹介していただいた。
(参加者: 65名)
北村 和久 氏、泉本 貴広 氏