京都支部 第2回名作上映会&トークイベント 報告

京都支部(支部長:関口譲(IMAGICAウエスト))では、京都クロスメディア推進戦略拠点(KCROP)との共催で「第2回名作上映会」を下記の通り開催しました。

【上映作品】『砂の器』デジタルリマスター版
(1974年、松竹株式会社、橋本プロダクション)

【日時】 2016年 9月10日(土)  13:30~

【会 場】 京都文化博物館 フィルムシアター

【参加者人数】約200名

©松竹株式会社/橋本プロダクション

 

トークイベントの様子

会場風景
 

定刻、関口京都支部長、KCROPの板倉事務局長の挨拶があり上映を行いました。
 
今回は、2005年に邦画の大作としては初めて4Kでスキャニング、デジタル修復を行い、ステレオ原盤からの音声を5.1チャンネルにミックスした『砂の器』のデジタルリマスター版をフィルム上映し、協会関係の参加者と一般観客を合わせ、立ち見も出る盛況となりました。
 
上映会終了後、本作品のデジタルリマスター作業を行った(株)IMAGICAより、最近『桃太郎 海の神兵』(1945)の4Kデジタル修復版を手がけた水戸遼平氏をゲストにお迎えしてトークショーを行いました。”デジタルリマスターとは?”から始まり、撮影監督の立会いを得て行われる丁寧な作業工程の様子や、自動でゴミなどを消す機能があっても、状態を正しく判別する知識を持った技術者の目が必要なことなど、一般の方々にもわかりやすく説明がありました。オリジナルの再現を基本に、あらゆる素材や資料を集めて、製作時の意図や状態を研究し、作品を蘇らせていく楽しさや、一方で抱える「復元か、最新版か」という問題、劇場のデジタル化によりフィルム作品のデジタルリマスター化が急務な現状や各国の取り組みなどにも話題がおよび、修復や復元に携わるアーキヴィストの熱意も伝わるお話を伺うことができました。トークショーの最後は、質疑応答に移り、「4Kって何?」やデジタルリマスター化による著作権、フィルム上映とデジタル上映の違いなど、参加者から積極的に質問があがりました。

上映会開催にあたり、ご協力を戴きました松竹株式会社様、橋本プロダクション様、関係各位にこの場を借りて御礼申し上げます。