第38回 青い翼 大賞 学生作品 募集

 

青い翼大賞とは、映画テレビ技術協会による学生作品の技術賞です。

大賞受賞作品は、10月開催予定のMPTE AWARDS 2020 第73回表彰式で表彰されます。その年度に一番輝いた技術者陣が登壇する式典です。大賞受賞者は、多くのプロに囲まれての式を体験できます。

作品を募集します!

○撮影・照明技術・・・・・ 90分以内の実写作品 
○アニメーション技術・・・ 20分以内のアニメーション作品

会員非会員問わず誰でも応募ができます
チャレンジ、待ってます!

・大学院・大学・専門学校在学時に制作した作品であること 
・制作期間は、2019年4月~2020年3月に限られます 
・在校生及び2019年度卒業生が応募対象となります 
・ジャンルは問いません

エントリー:2020年6月22日(月)締切 
作品素材:2020年6月29日(月)必着

応募の流れ

1.こちらの応募要項2020を確認ください
2.下記の専用フォームよりエントリーください

 

3.作品素材を下記の「青い翼大賞係」までお送りください

よくある質問

昨年のMPTE AWARDS 2019 第72回表彰式は、東京国際映画際の一環として、六本木ヒルズにて開催致しました。今年の式にもご期待ください。 


過去の受賞一覧はこちら

 

第37回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「死ねないわたしたち」志田 有利/日本映画大学

計算された人物配置、的確なフレームサイズなど、完成度が非常に高い。健康的な明るさで統一された色調は、「死」というシリアスなテーマを逆に浮き彫りにしていた。
2人の出会う場所として度々出てくる歩道橋も、その都度アングルが工夫されている。安定したフィックスの画が続くからこそ、クライマックスの手持ちが効いており、監督と技術スタッフ達との綿密なコミュニケーションがあった事が伺える。海へ向かう2人のバックショットは物語を象徴的に表していた。
ずば抜けたオリジナリティという意味では若干の物足りなさはあるが、画作りの面白さのみを追求してしまう風潮の中、演出をしっかりと理解し素直に表現した姿勢が素晴らしい。

 

第36回 撮影・照明技術 受賞
「幸福な、」鈴木希実、庄菜々子/東放学園映画専門学校

人物の動きを正確に捉えており、芝居と画の作り方がマッチしている。アップの入り方、ラストシーンの併走、総じて、技術が芝居に寄り添えていた。長回しの際に光があたっていない所など残念な部分もあるが、"荒さ"さえ作品の不思議な味になっており、"壊れた面白み"がある。
特にナイトシーンのライティングは甘いと言わざるを得ないが、それを上回るチームの一体感が素晴らしく、その点で突出している。監督と綿密に話し合い、意思疎通が出来ていなければ撮れないショットが多く有り、不安感という名のわくわく感を観客に抱かせてしまう。ある意味テクニックを超えた、いやらしいほど激しい感性の渦がそこにあった。

 

第37回 アニメーション技術 受賞
「MOWB」油原 和記/多摩美術大学

VRの閉鎖的空間を母親の胎内に見立て、ヘッドマウントディスプレイで鑑賞する事を目的とした全天球アニメーションにチャレンジし、破綻なく作り上げた情熱が素晴らしい。鑑賞者(カメラ)がどこを向いても良いよう、画面の隅から隅まで丁寧に作り込まれた世界は圧巻の一言。360℃になった状態を緻密に計算した技術力に加え、やりたい事をやり切った姿勢に高い評価が集まった。
味のあるキャラクターや、天井から吊り下がった星や月のアイコンもお洒落で可愛らしい。独特のセンスが感じられ、次はどの様な作品を見せてくれるのか、今後が非常に楽しみな作家である。

 

第34回 アニメーション技術 受賞
「愚図の底」片山 拓人/東京藝術大学大学院

デジタルツールを使用し手描きによる作画を行い、最終的にフィルターを使用したカメラでのアナログ撮影により、不安定で歪んだ画面に仕上げている。
作品はアニメーションとしてのセンスがあり、テーマもシンプルで分かりやすい。手書き作画の力量は申し分なく、特に足が沈み込んでいくカットでの細かい表現やアニメーションの動きのしっかりとした作画、キャラクターの力強いディティールなど、その表現力は抜きん出ており、作者自身のパワーが感じられた。
全体の尺の長さを全く感じさせず、滑らか且つ大胆にキャラクターを動かしており、アニメーション作品として非常に高く評価できる。

 

 


<問い合わせ先・作品素材郵送先>

一般社団法人 日本映画テレビ技術協会
〒103-0027 
東京都中央区日本橋1-17-12 日本橋ビルディング2階 
TEL.(03)5255-6201 
MAIL. gakusei@mpte.jp 担当:山田

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