第42回 青い翼 大賞 学生作品 募集

青い翼大賞とは、映画テレビ技術協会による学生作品の技術賞です。

大賞受賞作品は、11月初旬開催予定のMPTE AWARDS 2024 第77回表彰式で表彰されます。その年度に一番輝いた技術者陣が登壇する式典です。大賞受賞者は、多くのプロに囲まれての式を体験できます。

作品を募集します!

○撮影・照明技術・・・・・ 90分以内の実写作品
○アニメーション技術・・・ 15分以内のアニメーション作品

会員非会員問わず誰でも応募ができます
チャレンジ、待ってます!

・日本国内の大学院/大学/専門学校在学時に制作した作品であること
・制作期間は、2023年4月~2024年3月に限られます
・在校生及び2023年度卒業生が応募対象となります
・ジャンルは問いません

エントリー・作品素材:2023年7月1日(月)締切

応募の流れ

1.こちらの応募要項2024を確認ください
2.下記の専用フォームよりエントリーください

3.作品素材を下記の「青い翼大賞係」までお送りください

よくある質問

昨年のMPTE AWARDS 2023 第76回表彰式は、東京国際映画際の一環として、東京国際フォーラムにて開催致しました。今年の式にもご期待ください。

過去の受賞一覧はこちら

 

第41回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「まる」宮島 遥夏/日本大学芸術学部

シネマティックな色彩に加え、構図や光量が綿密に計算されており、ひとつひとつのフレームに瑞々しいセンスが感じられた。複数あるロケーションの選択も見事で、画作りへの工夫と熱意が伝わってくる。撮影者としての表現力が随所に活かされていた。
身近なテーマを一つのストーリーとして完成させることはある意味難しいことと言えるが、チーム全体でしっかりと価値観が共有されており、統一されたポップなトーンで心に残る作品に仕上げている。

第39回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「大鹿村から吹くパラム」金明允/日本映画大学

1年に及ぶ長期撮影の成果が如実に作品に表れており、映像作品としての完成度が非常に高い。監督 兼 撮影者自身が取材対象者に寄り添うことにより、積み重ねた時間が見事に画に集約されている。度胸ある画作りのセンスと、伝えようとする粘り強い姿勢が素晴らしい。
全体の構成も丁寧に考えられている。特に四季の移り変わりをよく捉えており、インタビュー撮影も自然。メッセージ性のあるラストカットにも確かな技術力が感じられ、豊かな視点をもった撮影者として今後の活躍が期待される。

第38回青い翼大賞 撮影・照明技術 受賞
「Missing」髙橋 紀子/福井工業大学大学院

映像のセンス、色彩、トーンなどに強い作家性が感じられる。見せたいものが一貫していて、思い切ったパノラマの場面などの計算力に加え、作品全体に漂う独創性が大きく評価された。人物への柔らかなライティングや、雲の表情の描写への拘り、また、シルエット風の画面の中に微かに表情が見える狙いなど総じて映像への意識が高い。
表現することに於いてオリジナリティを発揮することは難しいことだが、脚本・演出・撮影を兼ねることで上手くバランスがとれていた。


 

第41回青い翼大賞 アニメーション技術 受賞
「HOTTEST TOKYO」木戸口 未歩/多摩美術大学

作画、色彩設計、画面構成、どれをとっても破綻がなく、唯一無二のスタイリッシュな作家性が強く感じられる。要となる歩きのモーションもユニークで面白く、細かな部分まで独創的だった。作品にマッチした音楽のクオリティも高い。様々なタッチを複合的に組み合わせたことが、世界観をより深めていた。
日常のちょっとした情景をオリジナリティ溢れるセンスで見事にまとめ上げており、今後の展開がとても楽しみなクリエイターだ。

第41回青い翼大賞 アニメーション技術 受賞
「マジムンノクニ」根間 笑花/沖縄県立芸術大学

気の遠くなるような作業の積み重ねを必要とするストップモーションアニメだが、最後まで丁寧に1コマ1コマを積み重ね作り上げられており、魅力に溢れた作品である。
キャラクターごとの素材の違いが活かされており、骨組みをきちんと計算して動かしていることがよく分かる。お面の主人公はもちろんのこと、マジムン達の何とも言えない可愛らしい造形には心が奪われた。アニメーションという表現技法への愛情と、沖縄という地域への郷土愛を感じさせられる。

第38回 アニメーション技術 受賞
「The Balloon Catcher」金子 勲矩/多摩美術大学大学院

本作は完成度がずば抜けて高く、アニメーションの表現手段が確立されている。儚く不思議なアニメーション作品で、何とも言えない余韻があり、繰り返し観たくなる世界観が高く評価された。
アニメーションの面白さをどの様にして見せるのか、或いは見せたいのか。それを作者は十分に意識し最初から最後まで自分の表現を描き切っている。キャラクターの輪郭線はオリジナリティ溢れた”とげとげ”で、動かした際の見栄えを計算しており、ユニークで素晴らしい。個性的なタッチは一度見ると忘れられず、その表現には才能の豊かさが感じられ、今後の活躍が楽しみである。


<問い合わせ先・作品素材郵送先>

 

一般社団法人 日本映画テレビ技術協会
〒103-0027
東京都中央区日本橋1-17-12 日本橋ビルディング2階
TEL.(03)5255-6201
MAIL. gakusei@mpte.jp 担当:山田

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